ひと漕ぎをゆっくり、大事に漕いでみる。
「速く漕ぐこと」というタイトルのKenny Kaneko氏の記事、以前にも読んだ記憶はあるのですが、改めて先日読むことがあったので、試してみました。
「速く漕ぐためにピッチを上げるということは間違っていることを理解することが重要です。漕ぐときはパドルで水を掴み、その掴んだ水を軸に板を前に進めます。速く漕ぐ為に一番重要なのはこの一漕ぎの質を上げ、一漕ぎで進む距離を長くすることです。」
「速く進む為に重要なのはピッチを上げることではなく、ワンストロークを確実に漕ぎ、進む距離を増やすことです。これをする為にはゆっくり漕ぎ、一漕ぎの質を上げることに集中しないといけません。そうすれば一漕ぎに進む距離が5メートル、6メートルと伸び、その同じ漕ぎでピッチを上げることができたら結果速くなれます。」
KOKUA SUP ブログより引用
「速く漕ぐこと」http://kokuasup.com/strokerate/今までは、この「同じペースで、ゆっくりとしたピッチで、ワンストロークを確実に漕ぐ」という漕ぎ方が、なかなかできなかったのです。
最近「パドルで水を掴み、その掴んだ水を軸に板を前に進める」という感じや身体の使い方が、少しわかりかけてきたせいか「ワンストロークを大事に漕ぐ」ということを試すことができるようになったので、やってみました。やってみての感想としては。。。
同じペースで距離を漕ぐ、ことが、楽だった
2日続けて8km、17kmと漕いだときも、漕いでいるときは、まだ行けそう、という感じで、疲れて漕げない、という感じには、以前ほどはならなかった気がします。
今までは、2kmくらい頑張って漕いでいると、すぐに疲れてきてペースダウンしていたのが、変わらずに4、5kmほどを漕ぎ続けることができました。
速さがあまり変わらなかった
これは、コンディションなどもあるかもしれませんが、今までのピッチが早すぎて、中盤から疲れてくる、という結構がんばってこいでいたつもりのときと、結果としてはあまり速さが変わらなかった。
元がそれほど速くないので、スピードアップ❗というわけではありませんが、距離が伸びてもあまり変わらないスピードで漕げたのが嬉しかったです。
リリースした後、水面を滑る感じが、とても気持ちよかった
スピード出さなきゃ、と力むほどに、ボードが水の抵抗を感じて、グイグイと漕いでいる気はしても「水上を、スーッと滑る感じ」はなく、ひと漕ぎごとにブレーキがかかるような印象でした。それが、一漕ぎを丁寧に漕いで見ることで、パドルを上げたあとにボードが水面を滑ってくれる感じがあり、気持ちよかったです。
今回、幅30インチのポードで漕いでいたのですが、それでも気持ちよく進んでくれました。これが、レース艇でできたら、より滑る感が出て気持ちよいんだろうなー。と楽しみができました。
試したときは、超フラットな平水面で、コンディションも良かったので、そのおかげもあるかもしれません。こんどは、海で試してみたいです。
この一年、もう少し速いペースで、長い距離を、安定して漕ぎたい、という気持ちで、漕ぎ方を見直したり、よさそうなことを取り入れて試したりしてきました。最近やっと、一歩漕ぎ方が改善したかな、という気がします。こういう漕ぎ方ができると6キロレースとかも参加できるようになるかなー。と、今後にちょっと期待。
「速く漕ぐ」ということのヒントになりそうなブログ記事のご紹介でした。