岩をよけて、岸沿いを行く
先日の逗子からのワンウェイSUPは、一度漕いだことのあるルートでしたが、岸沿いのコースを漕ぐことで、また違った楽しみを味わえました。
逗子海岸から秋谷海岸にかけて、岸沿いを漕ぎ進むと、森戸神社、芝崎、小磯の鼻、長者ヶ崎と、小さく飛び出した岬のような地形が多くあります。合わせて、その周囲には、岩礁があります。
こちらは、森戸神社を遠くから。
こちらは、長者ヶ崎。
岸沿いを漕いで進んでいくと、この岬を回るのが「面倒だなー」と、つい思ってしまいます。できることなら、岩礁地帯の岩のすきまをぬって、ショートカットしたくなるのです。
こちらは、森戸神社前。満潮時は、多くの岩が水面下に沈むので、フィンヒットを気をつけながら行けば、岸沿いも通りやすくなります。
デニーズ前も、満潮に近ければ、通れなくはない。今回は、満潮から干潮へと引いていく時間帯でしたので、だんだん岩が見え始めてくる、という「行けるかな、行けないかな」というちょうど切り替わりのタイミングでした。なので、岩の状況などを見ながら、通れそうかを見つつ、ソロソロと進みます。
ここは、芝崎ですが、岸沿い水面がつながってはいたので、通れるかもと、近づいたのですが、だいぶ浅そうだったので、あきらめて周ります。
うねりが入ると、隠れた岩礁にあたって、波が割れてきます。さすがに、横から、割れた波にせまられると、落水もしそうだし、岩場で落ちるのは、ケガしそうでコワイです。
近づいてみて「通れそうなルートはあるか」「向こう側まで抜けられそうか」「水面に隠れた岩は、フィンにあたらず通れるか」など、波の動きで上下する様子なども見つつ、判断してみます。「いける!」と思ったら、漕ぎます。
ほんとにフィンあたりそうなところは、座ってソロリといきますが、波のすぎたタイミングで、一気に通り抜けた方がよさそうなときは、がんばって漕ぎます。
これが結構緊張するし、落ちたらコワイな、というのもあるのですが、観察して頭も使うし、一種の冒険っぽくて、魅力的です。
今回は、通れたとこもあるし、あきらめて回ったところもありました。
突然のフィンヒットでつまづいたのは、一回だけでしたし、落水もせずに、ビーチ沿いの場所でしたので、良かったです。
リスクはあるので、おすすめはしませんが、自分の漕ぐスピードやボードコントロール力などを判断しながら、小さなチャレンジをしていくのも、経験を積みながら、海で漕ぐ楽しさなのかな、と思います。
潮、天候、風、波、水面の状態、コース取りによって、毎回違う楽しみが味わえる海でのツーリングは、まだまだ楽しめそうです。