秋谷から小網代まで10kmSUPワンウェイツーリング、レポートです。
先日の逗子〜秋谷SUPワンウェイツーリングの続きとして、秋谷海岸から小網代にある胴網海岸までのSUPワンウェイツーリングに行ってきました。
今回は、天候に恵まれました。初めての場所が多かったので、不安要素がある中でしたが、穏やかな海と明るい太陽、つねに見守ってくれていた富士山、に助けられ、落ち着いて漕いで来ることができました。
まずは漕いでみる、ということなのですが、とりあえず、次の2つを目指して行ってきました。
- 佐島周辺がどんな感じか見て回る
- 荒崎で上陸する
途中経過も含めてご紹介していきます。
秋谷海岸からのスタート
前回のゴール、秋谷海岸までは新逗子駅からバスで移動です。長者ヶ崎のあたりで海が見えると、富士山とともに、おだやかそうな海で、期待が高まります。
バス停に到着し、海岸に向かいます。
8時ごろに到着し、犬の散歩の人がチラホラいる中で、出発の準備です。
今回は、ずーっと見守ってくれるように存在してくれていた富士山。写真だと小さいですね。
準備もできて、いざ出発です。
スタートしてすぐの秋谷の海ですが、はじめて経験する透明度でした。
ひさしぶりの海のせいか、それほど波もないのですが、なんだか緊張のスタートです。太陽も出ているおかげで、漕ぎはじめてスグに、上着もグローブもいらない暖かさです。
佐島マリーナ周辺を漕いで見る
まずは、お隣の佐島に向かいます。あまり地形が分かってないので、地図と海からの見え方を見比べながら、海岸線沿いをゆっくり進みます。
遠くから見ていたら「島の上に釣り人がいるなー」とずっと思っていたのですが、これが「笠島」で、見えていたのは人ではなく「笠島の竜宮社」という鳥居らしきものでした。距離感とサイズ感のなさに、ショックを受けます。。
岸沿いを進むと、橋があるはずなのですが、なかなか出てきません。天神島がどれなのか、探りつつ進みます。
どうやらこれが「天神島」のようです。建物の向こう側に、浜もあるようですが、上陸はダメなようなので、今回は、近寄らずに左の方に曲がっていきます。
やっと橋が見えました!思っていたよりも、小さい。地図と実際の感覚が合わないですね。くぐれそうなので、向かいます。
橋の手前の左側には「MARINE&FARM」。天気もよかったせいかテラス席にも人が入っていました。
干潮時は、浅くて通れない、という情報もありましたが、今日はちょうどよい感じで、行けそうです。
日差しの反射もあってキラキラとする橋下をくぐると、佐島の湾に出ます。湾としては小田和湾というのでしょうかね。下が砂で、なんだかとっても透明で、揺れのあった水面も穏やかになり、ホッとひと安心です。
シルエットもキレイに撮れました。
係留しているヨットや漁船があるので、そっとよけながらハーバーを通らせてもらいます。
土曜日のせいか、あまり動いてる船もなく、のんびりとした雰囲気です。
ときどき周囲の状況と地図を確認しながら進みます。
小田和湾は広いのですが、岸沿いにはいかず、湾を横切り次の目標地の荒崎方面に向かいます。あの先端あたりを目指せばいいのかな、というのだけ確認して、佐島をあとにします。
上から別世界をみおろしながら漕ぐ
航路にもなっていそうなので、頑張って漕ぎます。少し海面にも慣れてきて、漕ぎモードです。
湾を横切り、反対側に到着して、ひと休みです。振り返ると、まだ富士山がみていてくれました。水も相変わらずきれい。
漕ぎながら下を見ると、なんだか海中に森があって、その上を進んでいるような不思議な感じです。夏の海では、ここまでキレイな日はなかったので、チョット嬉しいです。
別の世界をのぞいているようでした。
荒崎上陸を目指す
そんな穏やかな海を楽しんでいると、次の目的地の荒崎に近づいていきます。このあたりは、岩礁が多く、場所によっては波がブレイクしており、流されないように方向修正しながら、がんばって漕ぎます。
カヤックの人にはよく知られているらしい荒崎の「どんどん引き」と言われている場所を目指します。入り口がみつかるか心配だったのですが、ちょうどカヤック2艇が、狭い入り江に入っていくのが見えたので「ここかな!」ということで、ついていったら当たりでした。
狭い入り江になっているので、両側や途中に岩もあり、やや緊張ですが、潮がそこそこあったせいか、無事通過です。
入江の奥は、小さな浜があり、上陸です。
三戸浜から来たというカヤックの方とご挨拶しつつ、おやつ休憩です。日陰だったのと、今回はあまり疲れてなかったこともあり、15分ほどの休憩です。
後ろは、崖になっており、荒崎公園の陸側からも、のぞくことはできるが入れない、海からのアプローチのみの場所になっているようです。
カメラの電池交換などの実施して、出発です。岩をよけながら、出口に向かいます。
入江に向かっての波が入ってきますので、タイミングみながら、細い水路を一気に通過します。
釣り人にも知られた場所のようで、出入り口脇の釣り人に注意しつつ、通過です。
入江を出ると、やや乱れた水面を越えて岩礁を回り込むために、もう少し外に離れます。
やや水面も落ち着いたので、振り返ると左が「荒崎公園」。右の奥の観覧車が「長井海の手公園ソレイユの丘」。以前いったことのあるソレイユの丘ですが、当時、海を見下ろして「荒れてるなー」と思っていたあたりを漕いでいるのは、スゴイことですね。
広い海ひとりじめ感の幸せ
左の岸沿いを行くと、長浜や三戸浜があるのですが、今回は残り一直線で横切って、ゴールの小網代胴網海岸を目指します。小網代湾や油壺湾は、夏に何度か漕いでいるので、地形と位置の予想が見当つきます。おそらくあの飛び出ているあたりの左を目指せば着くはず。ということで、進みます。
しばらく漕いでひと休み。ふと振り返ると、まだまだ富士山、見ていてくれました。
見回してみると、陸からも離れており、沖の方には釣り船か漁船がたくさん停泊していますが、それなりに距離もある。なんだか広い海にポツンとひとりです。
漕ぐのをやめると、とっても静か。ゆるいうねりが「ふわ~、ふわ~」と気持ちよく、しばらく揺られながら、海ひとりじめ感です。
今回、いろいろ嬉しい場面がありましたが、このときの「広く大きい海」の自然の広がりを感じられたのが、一番嬉しい瞬間でした。
しばらく楽しんでいましたが、そろそろゴールに向かいます。あらためてゴールの方向確認して、漕ぎ出します。
最近の漕ぎテーマである「前にしっかり挿してから、漕ぐ」を意識して、ひと漕ぎづつ、丁寧に進みます。
漕ぎ方意識しながらじわじわとゴールに近づいて、無事胴網海岸到着です。
ホッと一息。
9月以来でしたので、ひさしぶりの「STEP CAMP BASE」です。
総移動距離10km、2時間半のツーリングとなりました。
コンディションもよく、この一年の「ごほうび漕ぎ」のような気持ちのよいツーリングとなりました。海に漕ぎに出るのは、距離や体調や気合やコンディションなど、まだまだ慣れてないこともあり、条件そろってこないと実現しないのですが、今回漕いで見て「やっぱり広い海は気持ち良い!」ということを認識しました。SUPを漕いでいて楽しいことはいろいろありますが「自然を感じられる」ということは、僕にとっては「大きな魅力」なんだなということがわかりました。
今回のコースもとっても魅力的でしたので、逗子から秋谷、佐島、小網代と海沿いSUPツーリング、何度でも行きたいところです。楽しみが増えてきました。来年は、海で漕ぐ機会をふやすための工夫をしてみようと思います。コンディション対応もできるよう、漕ぎ力もじわじわ改善していきたいところですね。
いつも読んで頂きありがとうございます。感謝いたします。