ツーリングとは、違う!? SUPサーフィンの遊び方。
先日、4回目のSUPサーフィン行ってきました。
今までは、やはり慣れない波の上、なんとなく落ち着いてなかったのでしょうね。言われるがままに、漕いだり、戻ったりしていたのが、やっと遊び方の基本となる全体の流れがわかってきた気がします。
イメージとしては、「スキーやスノボのゲレンデで遊ぶ」という感じに近い印象です。まずはリフトに乗って、山頂に行って、そこから滑り降りてくる、またリフトに乗って、山頂に行って、滑り降りてくる。そういう同じエリアで、遊ぶ、という感覚ですね。
SUPは、ツーリングが最初でしたので、ひたすら前に漕ぎ進んでいく、という遊び方でしたので、ある決まったエリアを漕ぎ回る、というのは頭の中に、あまり選択肢として、なかったみたいです。
まあ「そんなの当たり前」という気がしなくもないのですが、僕の中では「SUPに乗る」というときに、あまり切替えるスイッチみたいなのが、なかったので「SUPサーフィンは、いつもとは違う遊び方なのだな」ということを実感できたので、大きなヒントになりました。それによって、漕ぎ方、ボードの乗り方など、いろんなことが変わってくるんだな、ということがじわじわと実感できてきそうです。
今回は、そんなグルグルと回りながら遊ぶ、というのがどんな感じか、お伝えできたらと思います。
波を乗り越えて、ポイントまで漕ぐ
まずは、ポイントに向けて、漕いでいきます。ここが、スキーで言う「リフトに乗る」みたいなところですね。
前に漕ぐ、が基本ですが、途中で「波を乗り越える」ということがあります。
奥の方に見えている人は、白く波が崩れてきているところでも、上手に越えていってますよね。
でも、崩れていると、波のパワーもあって、慣れてない人にはむずかしいのです。
横に回って、崩れる前の波を乗り越えていきます。ヒザで吸収する、というよりも、このくらいだとそのまま「フワーン」と乗り越える、方が良いのかもしれません。
正面から入れば、なんとかなるようになってきました。
ポイント到着。波を待つ
やっと、ポイントまで到着です。この日は、少ないながらも何人かSUPサーフィンの人がいます。反対側に小さく見えてますね。
「誰か、次のに乗るのかな」とか、様子をみます。順番って、どう入ればよいのか、なかなかわからないですよね。
「波来るかな」と沖の方もみながら、待ちます。
沖を向いて、うねりや波に正面向いて待っている分には、なんとかなるのですが、乗ろうかな、と思ってターンしつつあるときに横からの波は、厳しいです。
最初の数回は、そのタイミングで何度落水したことか。「これから!」という時に、ゴロンと落ちてしまうので、なんというか、情けなく、心折れそうになりますね。
なので、今回はあえて「横向きで波をやり過ごす」練習をしつつ、波待ちしてみました。少し慣れたかな。
ターンして、波をつかまえる
そんなことをしていると、うねりが入ってきます。「あれに乗ろう」といううねりが来たら、ボードの向きを回します。クロスボウターンを一漕ぎ入れると、素早く回転できます。その後スイープストロークして、漕ぎ始めます。
後ろ見ながら、波のタイミングや状況を見つつ、漕ぎます。
このあたりで、サーフスタンスへ。
いい感じに、押されてますね。
カオ、固いですが、なんとかこのときは乗れてました。
サーフスタンスも、きちんと横に向けたようです。
乗れてしまうと、結構安定します。この瞬間は気持ち良いですね。
まだまだ、斜めに滑ったりできないので、そのまま真っすぐに向かいます。
浅瀬が近づいてきたら、波からおります。
ここで一周、終わります。続けて、また最初のポイントに漕ぎ戻っていきます。
戻りながら、アドバイスもらう
レッスンでしたので、戻るときに、アドバイスや遊び方の注意など聞きながら、漕ぎます。
戻るときのルートとか、落水したらコースから避けるには、とか、そんなことを教えてもらっています。
次の波に乗る
また、ポイントまで戻ったら、次の波を待ちます。イントラ先生は「サッ!」と回転して、いいタイミングで波に乗ります。
「掘れている波」のときは、ボードの後ろ目に乗る、と言われましたが、確かに、いい感じですよね。
このときは、練習でしたので「今、漕いで!」ということで、同じ波に乗りました。波、掘れてますね。
最初は滑り出しています。このときに、イントラ先生は、横から、写真撮ってたんですね。
それが、冒頭の写真でもある、こんな感じ。チョット、サーフスタンスも中途半端だし、腰引けてます?
うまく足が前後に開いてないので、後ろに乗ろうとしても、移動できず、そのまま崩れる波に押されます。
すると!ボードのノーズが、水面に突き刺さり「アッ!」という間に、前に転びます。
刺さった時は、結構な勢いで水に。。。
水は、キレイです。
なんとか、浮上。コンタクトが外れないように、と思い切り目をつぶっていますね。
ボードが意外と遠くにあります。リーシュ引っ張って、たぐり寄せます。
なんとか、つかまって後ろの波や状況を見ながら、はい上がります。
ボード上に戻って、ホッと一息。
また、ポイントまで漕ぎ戻ります。
と、こんなようなサイクルをグルグルと繰り返すのが、基本の遊び方。と、やっと流れが分かってきました。
あと、波がまとまっていくつか入ってくるタイミングがあり、セットというようです。5分程度のことも多いので、このリズムに合わせて「よい波」を待って乗る。焦って、待ちきれずにフツーの波に乗っていると、ポイントに戻ってくる時に、セットの波が入ってきます。今の僕だと、波に押されて戻れずに、いい波を1セットのがしてしまいます。波とのタイミングをあわせながら遊ぶとより楽しめる、そんなアドバイスももらいました。
動いている波を相手にすると、どうしても落ち着いて身体を動かせずに、焦ってしまいます。全体の流れを知って、各工程の動きを身体に慣れさせていくのが、楽しく遊べるようになる近道なのかな、と思いました。
最後は、きれいな夕日で、今日も楽しめました。
これからも「折れない心と折れない身体」あ、違った。「折れない心と倒れない身体」目指して、取り組んでいこうかと思います。ありがとうございます。